ご相談者
女性（20代）
決定した年金種類と等級：障害基礎年金２級
職業：無職
申請までの状況
低出生体重児として生まれ、言葉の発達に遅れはなかったものの、16か月で独歩を開始し運動発達がやや遅れていた。幼少期には寝つきが悪く、家族以外と関わることが難しかったが検診等では異常は見つからず、4歳から幼稚園に通い始めた。幼稚園では馴染みにくさを感じていたものの、他の生徒の助けを借りて問題なく過ごしていた。
学校生活
小学校に入学すると新しい環境に適応するのに苦労し、体操や給食当番のような役割を覚えるのが難しかった。クラスではいじめが始まり、担任の先生に相談しても親身になってもらえなかった。「学校に行きたくない」と訴えるようになった為、心理検査を受けるも明確な障害は認められなかった。勉強や生活において困難を感じることが多く、特に数学の文章問題が苦手。小学5年生の6月まで夜尿や尿漏れが続いていた。
中学・高校時代
中学に入学し、美術部に入部するも高校受験のため退部。クラスメイトからの無関心による孤立があった。公立高校に不合格となり、地元の私立高校に入学、進学クラスに編成され、少人数のクラスメイトと馴染むことができ、友人もできた。
大学生活
女子大学に入学後、COVID-19の影響でオンライン授業が中心となった。当初はクラスメイトとの関係に問題は生じなかったが、対面授業が再開されると馴染みにくさを感じるようになった。また2回生になると学習内容が難しく感じられ、登校できなくなり、家を出て図書館で時間を潰す日々が続いた。その後そのことが発覚し、医療機関を受診、通学を再開できず大学を退学した。
現在
大学退学後、A大学通信教育部に編入したが、オンライン授業のシステムに対応できず、1単位しか取得できなかった。そのため劣等感や焦りを感じ泣きながら勉強を続けた。その後デイケアに通所し始め大学を退学し、就労継続支援B型事業所に通所予定となった。
結果
無事申請が認められ障害基礎年金2級の受給が決まりました。
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